第8回 縁があって「縁日祭」に参加!!!
度肝抜かれた、舞台や店舗のど迫力。
自宅の裏庭から見える風景です。お願いだからおとなしくしててネ!!!
また活性化しております…
はい、バリ島の活火山「アグン山」の話です。
実は前からちょこちょこ小規模噴火は起こっていました。先日はちょっと中規模だったのと風向きで空港が半日閉まったので焦ってしまいました。
今はまた小康状態。火山大国日本と同じインドネシアでは、こういう感じでうまく「付き合っていく」ものなのだな、と実感しています。
夏休みの観光のお客さまへの影響もほとんどなく安心しています。とは言え、山のすぐ近くの住民の方々は心細い日々なのでしょう。
さて、オフィスも一緒になったsisiの店ができてから、スタッフの様子と同時にお客さまの様子もじっくり観察(と、いうとちょっと恐いですが)できるようになりました。
いろいろなお客さまが来て下さる中、ふと「!?」と思った方々が。一定の時期になると、インドネシア語を話す上品なご家族が数組来て下さっているのです。
「インドネシア語勉強していらっしゃるんですか?」と声をかけてみたら「私たちジャカルタに住んでるんです」と皆さんのお答え。確かに子どもたちを見ると夏じゃないのにやけている。
へぇ…ジャカルタに駐在員の方々が暮らしているのは「知識」として知っていたけれど、休みにこうしてバリ島にいらっしゃって、ウブドのsisiに来て下さる方がいるなんて、とうれしく思っていました。
そう言う方々が年に何度か(今になればクリスマスやレバランの時期)数組来て下さるのを知りつつも、ジャカルタに知り合いがいるわけでも、sisi自体が何かを直接ジャカルタに対して「働きかける」なんてことはまだまだ頭にありませんでした。
そんなある日、メールが一通送られて来ました。それはジャカルタの、某人材派遣会社でお仕事されている女性からのものでした。「今度ウブドに行き、大好きなsisiに寄ります! お会いできませんか?」と。
メールで少しやり取りをさせて頂き、お店でお会いすることになりました。お仕事バリバリしてらっしゃる雰囲気! そして好奇心いっぱいそうな目がキラキラした素敵な女性でした。
「sisiさんは、ジャカルタにお店だしたりしないの? 進出考えてない???」と言われ「いやいや、ジャカルタのこと全然知らないし、うちはバリ島だけで精一杯ですよ」と答えたのですが「いや、絶対良いと思う! うち、『縁日祭』っていうイベントの運営手伝ってるんだけど、それ、どうです?」と。
え?? 『縁日』でしょ? sisiが縁日? と聞いてみると「屋台だけじゃなくて企業も出てるし物販もありますよ。しっかり売れるかどうかは分からないけれど、知り合いがいないなら、横の繫がりができるし、まず出してみては? 絶対良いと思う!」と猛烈にお勧めして下さいました。
ジャカルタへの足がかりがゼロだった私。でも、お店には時々ジャカルタからの日本のお客さまが実際来て下さっている。バリ島への日本のお客さまが年々少なくなっていたのもあり、「次の手」を打たなくてはならないのは私が一番よく分かっていました。 もしかして、これって「チャンス」なのでは? と思った私は「だ、出します! ぜひいろいろ教えて下さいっ」とその後、その女性、JACの小林千絵さんにお返事しました。
最初の『縁日祭』、もう何がなんだか全然分からない中での参加でした。ブロックM自体、数年前にモスバーガーの上にあった喫茶店(以前あったカフェではない昭和な良い雰囲気の)でかき氷を食べたことがあっただけの私。
搬入も何でするのか、什器もどこで借りるのか、ホテルもどこが良いのか、誰がどんなものを求めていらっしゃるのか さーっぱり分からない中、後で考えれば超多忙だった小林さんに何度も何度もメッセージを送り色々聞いてしまっていました。
2013年縁日祭に初参加した著者。かなりはしゃいでいます。
段ボール2箱だけ担いで向った初のそのジャカルタイベント『縁日祭』には全く度肝を抜かれました。
出店者の皆さん、気合いがすごくてそれぞれのお店のディスプレイも素晴らしかった! 大きな看板やのぼりが目立つ中、うちは唯一のジャカルタ人の友人に無理をお願いしてAceで買ってもらっていたハンガーラック2つ。それと用意してもらった机のみ。看板もなく、事務局側が目安に付けてくれていたA4サイズのプリント用紙がピロ〜ン、と下がっていただけでした。
前日にブロックMに入った時にガンガンと組み立てられる舞台や店舗に圧倒されてしまいました。当日もあふれ返るお客さまやコスプレの子たちに田舎者の私はポカーン。バリから行ったうちのスタッフとジャカルタ人友人とで 雰囲気と暑さに飲み込まれないように頑張るだけでした。
でも、なんと言ってもイベント自体が楽しかった!しかし、すごかったのは、どんどん在住の日本人のお客さまがブースに「sisiを求めて来て下さった」ことでした!
<次回の掲載につづく>
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