生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 54より転載)第4回 「出たっ!」ついにあの話がっ。 霊験あらたか? インドネシアは不思議な国。21Mar2018生島 尚美「バリ島一代ドタバタ記」
城田実さんコラム第26回「ジョコウィ、外交で存在感」(メルマガvol.53より転載) ジョコウィ大統領は、内政面ではジャワ島縦貫の高速道路建設にも目鼻が付き、広大な群島内の海域には高速の定期海運網を構築するなど、眼を見張るインフラ整備で脚光を浴びている。その成果が華やかなだけに、外交面での地味さが目立つのはある程度止むを得ない。 米国とロシアを向こうに回して第3世界のリーダーを自任したスカルノ大統領は別格にしても、開発一途に見えたスハルト大統領でも、東南アジアの地域問題については「インドネシアの了解なしに話は進めさせない」という存在感があった。 インドネシアが国際舞台で脚光を浴びた過去を経験したり、称賛する人たちにとっては、ジョコウィ外交には物足りなさが残るであろう。経済外交は民族的な高揚...17Mar2018城田 実「インドネシア生々流転」
轟英明さんのインドネシア・レビュー、 第6回 「怪奇映画の女王」スザンナがスクリーンに蘇る時 前回は昨年大ヒットした怪奇映画『悪魔の奴隷』(原題Pengabdi Setan)について語りました。反イスラーム的な内容の古風なスタイルのオバケ話が、なぜ今のインドネシアで観客動員数が400万人を超えるほど大ヒットするのか、私なりに考えた仮説を提示してみましたが、実のところよく分からないなあというのが正直なところです。ただ、私にとってはこの「分からなさ」がインドネシアに長年住んでいて面白いと感じる部分でもあります。 そんなわけで、前回参考文献として挙げた『怪奇映画天国アジア』を今回も参照して、インドネシアにおける怪奇映画の概略と、その際には必ず言及される女優スザンナ(1942年~2008年)について、今回は...05Mar2018轟 英明「私がインドネシアについて知っている二、三の事柄」