城田実さんコラム 第35回 今、民族の原点を見る思い (Vo.75 2018年8月28日号メルマガより転載 ) 毎日ジャカルタから中継されるアジア大会が楽しい。競技そのものも面白いが、インドネシアで人気のバドミントンなどで盛り上がる観客の熱気が懐かしい。大統領も頻繁に観戦しているらしく、観客と一緒になって手を大きく振り上げたりガックリ肩を落としたりする大統領の姿などは日本人には新鮮に映る。日本では政府首脳のスポーツ観戦はどこかよそよそしさが抜けない。大型のオートバイで開会式場に登場したのもジョコウィ氏らしくて好感だ。選挙目当てだと批判もあるらしいが、日本の政治家が選挙の票を目当てに冠婚葬祭へ律儀に顔を…28Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 74より転載)第9回 おそるべし「縁日祭❗️」 そして怒涛の展開が待っていた。20Aug2018生島 尚美「バリ島一代ドタバタ記」miya
生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 69より転載)第8回 縁があって「縁日祭」に参加!!! 度肝抜かれた、舞台や店舗のど迫力。20Aug2018生島 尚美「バリ島一代ドタバタ記」miya
生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 67より転載)第7回 sisi新店舗にも「でた〜」 バリ版すべらない話はやっぱりコレ?20Aug2018生島 尚美「バリ島一代ドタバタ記」miya
生島尚美さんエッセイ / 新・バリ一代ドタバタ記 (メルマガvol. 64より転載)第6回 幽霊屋敷を「夢のお店」に! 「ウルトラクイズ」負けじと即ボタンを押した私!!! ジャカルタのイベントツアー”Caravan”を終え、バリ島に戻って参りました。2013年から本格的に行っているこのツアー、年に2度ほどチカランにもおじゃましています。回を重ねるごとに知り合いが増え、応援して下さるのがうれしくてたまりません。今回はまた「ラマダン」を前にいつもより盛り上がったように思います。この”Caravan”を始めるようになったきっかけは、実はこれからお話する「夢のお店」だったのです。20Aug2018生島 尚美「バリ島一代ドタバタ記」miya
城田実さんコラム 第34回 宮殿の如き「村役場」は成果なのか? (Vo.73 2018年8月13日号メルマガより転載 ) 首都ジャカルタにある大統領宮殿とそっくりの「村役場」が話題となっていると聞いた。場所は東ジャワ州都スラバヤから南東方向、インド洋に面するジェンブル県に所在するクムニンサリ・キドゥル村というところで、村の内外から見物に訪れる人が絶えないと言う。ジャカルタまで行かなくても宮殿を背景に記念写真を取れると無邪気に喜ぶ村人も少なくないようだ。 村長さんは、テレビで大統領宮殿の素晴らしさを見て思いつき、これまでに村の予算を工面したり、中央政府からの村落基金などを少しづつ建設費に当てながらの建設だった…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
城田実さんコラム 第33回 統一地方選から感じるダイナミズム(Vo.68 2018年7月9日号メルマガより転載 ) 今年の統一地方首長選挙には20兆ルピア(約1500億円)の予算が使われたという。全有権者の4人に3人が参加した規模から見ても「全国選挙」と呼んで良いだろう。しかも「想定外」の開票結果が次々に報じられたので、ニュース番組は大いににぎわった。 話題が多すぎて見過ごしそうだったが、候補が1組しかいないのに、「落選」したマカッサルの市長選挙が面白かった。この候補は、市議会に議席を持つ11政党のうち10政党から公認を受けていたから、普通なら二重丸で当選確実だったはずだ。この結果は見方によってはそう快…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
城田実さんコラム 第32回 大統領の贈り物?(メルマガvol.66より転載) パンチャシラ・イデオロギー育成庁の役員給与は適正か。税収確保が政府の大きな課題になり、庶民はコメの価格変動で一喜一憂している中で、給与水準が高すぎないかと批判が相次いでいる。 長官の所得は7650万ルピア(約60万円)、副長官は6375万ルピア(約50万円)、次長(2人)は5100万ルピア(約40万円)だが、批判は、これらの執行役員を監督する立場の指導会議のメンバー給与に向かっている。メガワティ議長(元大統領)以下、8人の委員には、イスラム法学者会議(MUI)議長、イスラムの2大組織であるN…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
城田実さんコラム 第31回 2つの「うすら寒さ」(メルマガ2018年5月28日号より転載) 背筋に何やら「うすら寒さ」を感じる事件だ。警察機動隊本部収監所での暴動に触発されたかのような連続自爆テロ、そしてその爆発で目覚めたのか、多くの「テロリスト」がまるで地中から湧き出るように各地で治安部隊と衝突を繰り返した、あの一連の出来事である 。 なかでもショッキングだったのは、ふたつの自爆テロがまだ幼い子どもを含む一家によって行われたことだ。中東でのテロ事件では、警戒の目をくらますために女性や子どもを使うのが常とう手段のようになっているが、もちろんインドネシアでは初めての事例だろう。 まっ…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
城田実さんコラム 第30回 秘密会談は対話作戦か?(メルマガvol.60より転載) アホック前ジャカルタ州知事の宗教発言を糾弾する集会がスハルト政権崩壊後では最大級と言われる規模に発展するまで、リジク・シハブという人物は一般にはあまり馴染みのない存在だった。せいぜい、断食月に夜遅くまで開業しているナイトクラブは許せないと、集団で襲撃、破壊を繰り返していた強硬なイスラム団体FPIの創始者として知られていた程度であろう。 そのアホック糾弾大集会(212集会)で活躍したイスラム法学者11人チームが、先月下旬に大統領と秘密裏に会談していたことが今月明らかになった。11人チームの会談目…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
城田実さんコラム 第29回「まだ見たい ジョコウィの進化 」 (メルマガvol.60より転載) 「閣僚ポストを政治取引の道具にはしない」と2014年に大統領選挙で勝利したジョコウィ氏は言い切った。仲間うちで政治のうまみを分け合いましょうよ、という声が聞こえそうな政治エリートたちの「なあなあ主義」がはびこる世界に、この人は本当に新風を吹き込む覚悟なのだろう、とこの発言を聞いて新鮮な感動を覚えたのを思い出す。あれからもう4年近くが経つ。 大統領に就任した後には、まだ政権基盤も整わないのに、石油補助金を撤廃すると発表した。無謀とも言われかねないその決断は驚きだった。英断と評価する声は当然あっ…20Aug2018城田 実「インドネシア生々流転」miya
轟英明さんのインドネシア・レビュー、第10回 『東南アジアのポピュラーカルチャー アイデンティティ・国家・グローバル化』の深みにハマる ~ 執筆者の一人キム・ユジンさんインタビュー(後半) 前回は大部の論文集『東南アジアのポピュラーカルチャー アイデンティティ・国家・グローバル化』の前書きと概要を簡単に紹介しました。今回も執筆者の一人であるキム・ユジンさんへのインタビューを続けたいと思います。ユジンさんは第10章「インドネシア・インディーズ音楽の夜明けと成熟」、またコラム15「ステージからモスクへ?」を担当されました。 20Aug2018轟 英明「私がインドネシアについて知っている二、三の事柄」miya